ニューヨークの風

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「キング・タット」って?!

こんにちは
あっという間に10月も半ばになってしまいました。
NYも紅葉が美しくなり、秋の美術鑑賞には最高の季節になりました。

ところで、"King Tut"「キング・タット」って誰だかわかりますか? おそらく初耳の人も多いのでは?!
そう言う私もアメリカで最初に聞いた時は、「どちら様で?」と思ったほどなのでご心配なく。。。

さらに我が家には、その上を行く息子が!!
彼は"King Tut"ではなく"King Tat"だと思っていたほどですから。。。(笑)
どこの国に「イレズミ王」なんて!!
怖すぎて国民が寄り付きませんよね。。。

実はこの正体、誰もが知っているかの有名な古代エジプト第18王朝のファラオ、「ツタンカーメン」なのです!
英語で綴ると"Tutankhamun"となり、ちょっと長すぎるのでアメリカ人得意の短縮方式を使って頭文字の"Tut"だけを取り、"King Tut"と呼ばれているわけです。

それに比べ日本人は律儀ですよね。
「キング・ツタ」なんて呼ぶ人はいませんから。。。
いやいや、そもそも「ツタンカーメン」と呼ぶようになったのは日本人なんだそうですよぉ。。。
何故そう呼ぶようになったかは知りませんが。。。(どなたかその理由を知っている人がいたら教えて下さい!)

前置きが長くなってしまいましたが、数年前からアメリカ各地で大規模な「ツタンカーメン展」が開催されており、最後の開催地としてこの春からニューヨークにやってきているのです。
せっかくわざわざ来てくれているので、これはエジプトに帰られてしまう前にご対面しなくては失礼と思い、ミッドタウンにあるDiscovery Times Square Exposition「ディスカバリー・タイムズスクウェア・エクスポジション」まで行ってきました。

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44丁目にある展示会場

黄金のツタンカーメンの広告チラシに惹かれるまま、今回はあの「黄金のマスク」が見られるかも。。。と勝手な期待を持って、私にとっては高い入館料(約3000円)を払い、ワクワクしながら館内へ。
う~~ん、なんか普通の美術館とは違うような。。。なんとなくディズニーランドのパビリオンにでも来たような。。。何たってそこら中に立っているスタッフのお兄さん達が愛想良すぎ!

それもそのはず。いきなりスクリーンの前で一組づつ写真撮影!これじゃ、どこかのクルーズ船と同じじゃない?と思いながら、いそいそと入り口の列に。
ここでも空いているくせに、何故か待たされること5分。

やっと扉が開き室内に入ると、頭上に大きなスクリーンが。まずは映像でエジプトの世界へ案内される設定に。10分ほど映像の世界に案内された後、静かに扉が開きやっと展示品会場へ。暗い室内は、展示品にだけスポットライトが照らされ、神秘的なBGMの音響効果も施され、じっと展示品を見つめていると3000年前に引きずり込まれていくような。。。

今回御披露目となった黄金のマスクは、ツタンカーメンの曾祖母、Tjuya女王のもの。館内は写真撮影禁止のためお見せできないのが残念ですが、ところどころ金箔がはげているものの、にぶく光る黄金のマスクには何とも言えない高貴な美しさが!それにしても顔の小さいこと!!

今回、王墓から発掘された秘宝130点余りの展示品の中で、やはり目玉の展示品の一つはツタンカーメンの肝臓が納められていた壷。壷といっても花を生けるような壷ではありませんよぉ。まさしくミイラを納める棺のミニチュア版。王権の象徴であるヘビとハゲタカの紋章を頭上にあしらった黄金に輝くその壷は、そのまま大きくしたものがツタンカーメンの納まっていた棺と同じであろうことが推測できるほど。

あのチラシの黄金のツタンカーメンは、勝手に期待した「黄金のマスク」ではなく、どうやらこの壷のツタンカーメンの顔だったと悟らされた時には恨めしくも。。。でもでも、とても3000年も前のものとは思えない程、巧妙な細工とピカピカに輝く黄金の気高さはやっぱり一見の価値ありですね。

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このチラシにそそのかされ。。。

そしてもう一つの目玉は、今回初公開のツタンカーメンのミイラのレプリカ。CTスキャンや3Dの最新技術によって再現されただけあって、レプリカといえどもほんものそっくり!!(もちろん見たことはありませんが。。。)

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ミイラのレプリカ。チラシの写真から。

3000年もの間スヤスヤ静かに眠っていたため少しは縮んだかも知れないものの、それにしても小さいこと!
近親結婚による身体的異常もあったようで、身長は165cm程だったらしく、容易に華奢な体躯だったことが想像できるほど。

今日では、最新技術のおかげで、血縁関係や死因などもほぼ解明されつつあり、古代エジプト史の謎が今後どこまで解明されることやら。。。

でも謎は謎のまま、あまり解明され過ぎてがっかりしないうちに、エジプトの地で今度こそあの「黄金のマスク」にご対面できるよう、自分のいつの日か訪れたい場所リストにエジプトを加え、マンハッタンを後にすることに。。。

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